水稲冷害研究チーム

2013年早期警戒情報


2013年早期警戒情報(7月27日)
No.13
<特に注意を要する事項>
 期間のはじめは、降水量が多く日照時間が少ない状態が続くでしょう。また、東北太平洋側では期間のはじめは、気温がかなり低くなる可能性があります。

 仙台管区気象台が26日発表した向こう1か月予報によると、期間のはじめは平年に比べ曇りや雨の日が多く、その後は平年に比べ晴れの日が多い見込み。
 平均気温は均してみると日本海側で平年並または高い確率が40%、太平洋側で高い確率が40%の予想です。予想される気温区分確率は、第1週については日本海側で低い可能性が40%、同平年並み40%、同高い20%、太平洋側で低い可能性が60%、同平年並み30%、同高い10%です。第2週については低い可能性が20%、同平年並み40%、同高い40%です。この先2週間の天候予想は次の通りです。

第1週目(7月27日〜8月2日):気圧の谷や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多く、期間の終わりは日本海側では晴れる所がある見込み。
 平均気温は、日本海側で平年並または低い確率は40%、太平洋側で低いが確率60%。

第2週目(8月3日〜8月9日):太平洋高気圧に覆われ、平年と同様に晴れの日が多い見込み。
 平均気温は、平年並または高い確率は40%。

 また、この先1週間における偏西風の流れの予想によると、偏西風は大きく蛇行し、オホーツク海高気圧の影響を受けやすいと予想されます。



7月26日発表:1ヶ月予報(7月27日から8月26日)

 8月1日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気象経過は、次の通りです。

地帯 実況
平均
実況
最高
実況
最低
実況
降水量
実況
日照
移動
平均
移動
最高
移動
最低
移動
降水量
移動
日照
平年偏差(移動平均 - 平年)
平均 最高 最低 降水量 日照
120.6 22.8 18.9 20.9 0.1 22.3 25.6 20.3 15.8 1.2 -1.6 -3.3 0.0 11.5 -3.8
220.7 23.8 18.7 12.9 0.7 22.5 26.6 20.1 10.1 2.4 -1.1 -1.8 0.4 6.0 -3.4
322.5 25.7 20.5 10.5 1.6 23.7 27.9 20.9 9.9 2.0 -0.9 -1.4 0.4 4.6 -3.9
419.6 22.3 17.7 11.4 0.0 21.7 25.6 19.4 5.9 1.6 -1.5 -2.6 0.2 1.3 -3.7
523.3 27.2 21.2 11.0 1.9 23.8 28.1 21.1 9.2 2.3 -1.2 -2.1 0.3 4.8 -4.0
619.0 21.3 16.9 15.5 0.3 21.1 24.9 18.8 10.0 1.4 -1.4 -2.6 0.3 5.5 -3.9
721.0 23.6 19.3 12.3 0.4 22.5 26.0 20.3 15.8 1.3 -1.4 -2.7 0.0 11.6 -3.8
818.7 21.4 16.1 3.7 1.6 19.9 22.1 18.6 4.3 0.7 -1.8 -3.6 0.1 -0.3 -4.5
注)実況値は当該月日の値、移動値は前7日間の移動平均値、平年偏差は移動平均から平年値を差し引いた値をそれぞれ示す。

この地帯の詳細については冷害危険度地帯とその特徴をご覧ください。


 現在、東北地域の水稲は減数分裂期にあります。現在生育は平年並みからやや早めと予想されます。
 過去7日間の地帯別平均的気象経過は上表の通りです。太平洋側ではオホーツク海高気圧による偏東風(やませ)の影響で気温が低くなっています。気温は今後とも太平洋側を中心に低く経過すると予想されます。
 このようなことから、本情報にある気象障害監視のポイント、各種気温指標、葉齢進度予測や葉いもち予察情報、参照リンクならびに各県の技術・予察情報などを参考にして、水管理、追肥や葉いもちの防除などには細心の注意を払って下さい。
 カメムシに関する注意報が福島県、山形県、秋田県、宮城県で出ています。水田の観察を必ず行い、県の指導に従い防除対策を実施してください。

○低温時:生育時期に応じた深水管理による障害回避。

8月1日現在
警戒メッシュ説明:
 右図は平均気温の過去7日間平均値で活着障害を監視する目的で、水田分布メッシュを対象に示したものです。育苗管理や田植え時期の判定等の参考にして下さい。なお、警戒メッシュは下の基準温度を使用しています。(詳細は気象障害監視のポイントを参照。)
    基準気温      障害の程度
   @17℃未満     かなりの被害が予想されるため深水管理を実施する。
   A17℃〜20℃   耐冷性の弱い品種などでは被害が予想されるため、深水管理を実施する。
   B20℃〜22℃   予防的な深水管理の実施を検討する。
   C22℃以上     被害は予想されない。

<特記事項>
・葉いもちの感染好適条件がほぼ全域で頻度高く現れています。いもち病の早期発見と適切な防除に努めてください。
・福島県(6月28日付け)では斑点米カメムシ類に関する注意報が出されています。
・宮城県(5日付け)では斑点米カメムシ類に関する注意報が出されています。
・秋田県(11日付け)では斑点米カメムシ類に関する注意報が出されています。
・山形県(25日付け)では斑点米カメムシ類に関する注意報が出されています。
・宮城県(18日付け)で葉いもちに関する防除情報第3号が出されています。
・山形県(25日付け)で葉いもちに関する病害虫発生速報第3号が出されています。

  〜17℃低温障害警戒
17〜20℃低温障害警戒
20〜22℃低温障害要注意
22℃以上 
ホームページ参照:

 
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